建築活動家 › 建築のいろは

2012年02月10日

みやこそまぎ

「建築のいろは」は、建築の疑問や建築用語の解説などを
僕の分かる範囲で、お伝えしようと思っています。
質疑や疑問があれば、お伝えください。分かる範囲や
調べものをした上でお答えいたします。

NEWCA-次世代木質建築推進協議会 なるところが主催の講演がありましたので、
勉強をしに出かけました。
共催はJIA 日本建築家協会(京都)

木造シンポジウム 「木の文化都市:京都」
木材利用と建築について考える
                       です。



「みやこ杣木(そまぎ)」

杣山(そまやま:材木用の樹木の茂った山)から伐り出した木材の意味です。
日本には、律令時代から〝何々杣〟の名称をもって呼ばれた地域があり、
王宮や都、貴族、社寺等の建築用材の供給地でした。著名な杣の大部分は、
中世以前からの都である京都や奈良をほぼ中心として、その周辺の山間部
に存在していたと言われており、京都では、桂川上流の「山国杣(庄)」やその
枝郷「大布施杣」などがよく知られています。
「みやこ杣木」は、京の都の造営にも大きく寄与した、京の杣山の木材を現代
の京都市民の皆さんに使っていただきたいという思いが込められています。
(パンフレットより)

質疑で、京都市民の方以外でも求めることが出来るようでしたので、僕も一安心。
他、京都の木と言えば北山杉。
「北山丸太。北山杉。」 についても紹介がありました。

北山天然出絞丸太
北山ちりめん絞丸太
北山人造絞丸太
北山タルキ
北山面皮柱
北山磨丸太
洛北

「京都三山の危機」

森林の荒廃・景観の変貌が進んでいます。
→ 楢ナラ枯れが深刻化しています。
京都盆地を取り囲む
東山・北山・西山では
人と森林との関係が
疎遠になったことによる
森林植生の変化が進み
景観が急激に変貌しています。
(京都伝統文化の森推進協議会のパンフレットより)

grow designグロウデザイン/一級建築士事務所)
若井義治
grow-design.desk1@ares.eonet.ne.jp
  


Posted by growdesign at 23:11Comments(0)建築のいろは