建築活動家 › 島本の家

2020年06月18日

梅雨入り

ご近所に紫陽花がきれいに咲いています。
梅雨に入りましたね。
僕も額紫陽花を庭に植えたいと思っています。


(工事途中の写真です。)

島本の家では、強い雨が降った日
室内の建具が2~3か所、動きが悪くなりました。
木が湿気を含んで膨張したり少し反ったりしているのだと思います。

「戸が動きにくいのは、ほんまもんの木を使っている証拠やなぁ。」

「最初っから、全部がうまくいくわけあらへん。こんなことを繰り返して
木が痩せたり、木と木が擦れて削れたりして、馴染んでいくんや。」

「無理やり開けようとせずに、やさしく扱っても動くコツを見つけよう。」

って言って、僕が喜んでしゃべっていると

子供は、
「木の家ってそういうもんなんやろ。」って言うてます。

家と上手に付き合っていくために
ちょっと優しい気持ちでないとあかんでしょうね。

ここまで書いてなんですが、
雨がやんで一晩たてば、指一本で動くようになるんですけどね・・・。


畑の土を耕している件。
まもなく、一段階目終了です。
雨が降ると水を含んで、作業ができない。
天気と にらめっこ してます。

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グロウデザイン/一級建築士事務所 若井義治
〒530-0043 大阪市北区天満3丁目1-5 南天満ビル306
TEL 06-4792-8631 FAX 06-4792-8632
http://growdesign.jp/
growdesign@juno.ocn.ne.jp  


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2020年06月16日

自然素材

これだけ木に包まれた空間に住んでいると
体が元気になっているような気がします。

引っ越し当初は、木の香りが家中に広がっていました。
この数週間で、それが当たり前の感覚になっています。



島本の家の室内仕上げはほとんどが自然素材で構成されています。

2階の天井はなく、屋根の野地板(屋根の下地材:杉板)が
そのまま天井になっています。
1階の天井はメインの部分は天井を張っていません。
2階の床(杉板)がそのまま天井になっています。
1階水回り(キッチン、洗面所、トイレ)、
廊下で天井裏に電気配線をしている部分は
モイスという調湿機能、防臭機能、防火機能、
土に返すことができる建材(有害物質ゼロ)
の建材を素地のまま使っています。
親世帯の寝室は、杉板の天井を貼りました。
室内の壁は和紙クロスを貼っています。
押入れや収納部分には、ドイツ製のコバウという
厚手の紙質クロス(大工さんの常用品です。)を使っています。
下駄箱、水屋、などの収納も杉材です。

室内で製品を使っているのは
1階床暖房部分の突板フローリング。
1階2階の壁をビニールクロス貼。
キッチンや洗面台の前にお手入れを考えて、キッチンパネル。
キッチン、ユニットバス、洗面台、トイレなどの住設機器。
内部建具:シナベニヤ合板。

勉強不足ではありますが、おそらく
アトピーやぜんそくの方。
オーガニックな暮らしを求めている方には
とても理想的な家なのではないかと思います。

引っ越しを済ませて2~3週間が過ぎた時、
大工さんが、家を訪ねてくれました。

息子の顔が明るくなったこと。
以前より会話が続くようなったこと。
ちょっとした変化を教えてくれました。

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2020年06月14日

居場所を見つける

島本の家は、1階と2階が吹き抜けになっていて
2階に天井がないので小屋組みが露出していて
1階2階が、ワンルームのようにつながっています。

空間が一体になっているので
子供は、いろんな居場所を見つけました。

高1になる息子は、特に居場所を見つける名人です。
多分、居場所を見つけたことで
心が安定しているように思えます。
子供たちを見ていると、雰囲気に変化を感じます。

居場所名人がよくいる場所を紹介します。


1 2階から吹き抜けに向かって、ロフトに上がるハシゴがかかっています。
  その向こうに腰壁と木製手摺が見えています。
  このハシゴと手摺の間の狭い場所に座って、本を読んだり、スマホをいじったり。
  狭い場所って安心感があるのかな?
  なんとなく分かるような気がします。


2 次はロフト。小窓というか大きめの窓をつけたので、緑と空がよく見えます。
  窓を少し開けると、心地良い風が吹いています。
  窓に向かって左は吹き抜けなので、1階のリビングまでオープンになっています。
  うちの子供は二人とも、高い所が平気ですね。まったく怖がらないです。
  二人で仲良く遊んでいます。


3 最後に階段の途中。
  階段の中間あたりに座り込んでいます。
  テレビもよく見えるところで、特等席です。
  足を廊下側にほおりだしたり、ベンチのように座ったり。
  けっこう、長時間座っています。
  階段を照らすスポットライトがあるので、暗くないです。

自分の部屋にもいてますが、僕たちの寝室から出れるベランダにいたりもして
時間によって、おひさんや風向きに合わせて、移動しているのかもしれません。


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2020年06月13日

雨ふりの休日の遊び方

休日の過ごし方。

晴れていれば、子供が主体になって進めている、
庭の南側に作っている「家庭菜園」を耕すところでしたが
(家庭菜園については、別の機会に書こうと思います!)
あいにくの雨でしたので、子供たちと家で遊びました。


吹き抜けのある家だからできる遊びが
新しくできました。
室内でタテにバトミントン。
3人がバトミントンのラケットを持って
1階、2階、ロフト階に立ちます。
1階の人が2階の人に向かってシャトルを打って
2階の人がそれを中継してロフト階に向かってシャトルを打ちます。
ロフト階の人はさすがに危ないので、ロフトの床に着床したら成功です。
ロフト階の人は1階に向けて掛け声をかけてシャトルを落とします。
島本の家は、狭い吹き抜け。なかなかうまくいきません。
シャトルが全然違う方向にいったり、
途中の梁にひっかかりそうになったり
吹き抜けの壁にぶつかったり。
成功したときは、みんなで拍手しました。


続いてバランスボール蹴りです。
娘とおばあちゃんがしていました。
階段とクロークに挟まれた廊下は
リビングと親世帯の寝室につながっています。
廊下が二間なのでそれ以上の距離があり、
まっすぐけるのはなかなか難しい。
壁や戸や棚板にアタリながら
大きなボールが行き来していました。


下屋に乗って外の景色を見ていました。
子供に聞くと
裸足だったので、ビショビショになりましたが
ぬれてもへっちゃらで、雨が好きだそうです。


雨でしたけど、ゲラゲラと笑いの絶えない
休日になりました。

土鍋でごはんを炊きましたよ!
大成功でした。



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2020年06月09日

玄関アプローチ 雨対策

島本の家 では
玄関アプローチに雨水対策をしています。



赤い線のところに、親指ほどの隙間を作っています。
アプローチ土間の雨がこの溝に落ちて、
玄関の中に入らないようにしています。
玄関扉が木製なので、水はけをよくすることは必須です。

溝に影ができて、めりはりが付き
アプローチがより立体的に見えて、引き立ちます。



この溝は機能もデザインにも効果的だと思っています。

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2020年06月08日

吹き抜け効果 家族の気配

島本の家 には、8帖の居間兼食卓があり
家族はここに集まります。

吹き抜けになっていて、直接見えるわけではないのですが
家族のみんなが、どこらへんにいるのかなんとなく分かります。
部屋に居る者、ロフトに居る者、2階のテレビを見ている者。
「ごはんだよ~」と声をかけるのも
吹き抜け と 階段下 の2か所から。

両親の部屋は、階段横の廊下の突き当りに
寝室があるので、階段下からの声掛けで、聞こえるのです。

6人の二世帯家族が、ほどよく離れて
自分たちの居場所があるのは、良い感じです。


1階から吹き抜けを見上げる。一番高いところはロフトになっています。


2階の通路部分から吹き抜けを見る。
左の半間だけが吹き抜けに面しています。



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2020年06月06日

狭いところが好きなのかな?

子供って狭いところが好きなのかな?

「島本の家」 に引っ越してきて
子供の遊び方が大きく変わりました。

前の家では、家の中にいる時間が長く
スマホを触って時間が経過していく印象でした。
でも、今の家では、とにかく外で遊んでいます。

ここでは、家の前の道にに出ればそこが遊び場。
近所の子供たちが自然に集まっています。



写真に出てくる、木塀の下が子供たちの
遊び場の一つになっています。
木の塀はウッドデッキを囲っているのだけれど
その下は大人がしゃがんで入れるくらいの高さがあります。
この狭い空間で、トランプあそびをしているのです。
子供たちに話を聞くと、ウッドデッキが日差しをさえぎり、隙間のある木塀が風を通す。
土間も涼しい。過ごしやすい場所なのです。

この頃は、いつも
楽しそうに笑っている声が、我が家に聞こえています。

大人も子供も笑う機会が増えました。


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2020年06月05日

きぐみの二世帯住宅が完成しました

きぐみの二世帯住宅「島本の家」が完成しました。

僕の両親と僕たち夫婦と子供たちで暮らす家です。

家族の了解はいりますが、お施主様のおうちより
いろいろ書けると思いますので、ちょっとずつ書いていけたらよいなぁ~
と思っています。

山まで行き、木を伐採するところから始めたので、
すごく思い入れの深い建物になりました。
山からはじめる家づくりを実践できたは
とても貴重な体験でした。
みなさんにオススメです。



建築写真家の平野さんが、ドローンで撮影してくれました!

近所の子供たちとドローンに向かって手を振っています。

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2019年11月09日

階段廻りの手摺を検討しています

階段廻りの手摺を検討しています。

頭で考えていても想像が追い付かない。
スケッチやラフ図面をかいてみても
これでいいなぁ。って判断できない。

簡単な模型を作って、視覚的に確認することにしました。
よし!これでいこう!
ってならなかったので、ボツ案になりました。




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2019年03月28日

木を見上げる



家を建てるために
山に行って木を切ってもらうところから始めよう。

ってことで、山守りさんと大工さんにお願いして
ちょうど良い木を見てもらう。

切る木を見上げる。柱になるのか?梁になるのか?

大工さんのお話をきくと、魚をさばく料理人のよう。
柱や梁をとって、床や天井の板を挽き、
仕上げに使えないところは、下地材や仮設材に使う。
製材所でカットされた廃材は、燃料や加工品として引き取ってもらう。

杉皮も屋根や外壁に使えるし
捨てるところが、全くない。

冬の間は、葉枯らし中!

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