建築活動家 › 2020年06月14日

2020年06月14日

居場所を見つける

島本の家は、1階と2階が吹き抜けになっていて
2階に天井がないので小屋組みが露出していて
1階2階が、ワンルームのようにつながっています。

空間が一体になっているので
子供は、いろんな居場所を見つけました。

高1になる息子は、特に居場所を見つける名人です。
多分、居場所を見つけたことで
心が安定しているように思えます。
子供たちを見ていると、雰囲気に変化を感じます。

居場所名人がよくいる場所を紹介します。


1 2階から吹き抜けに向かって、ロフトに上がるハシゴがかかっています。
  その向こうに腰壁と木製手摺が見えています。
  このハシゴと手摺の間の狭い場所に座って、本を読んだり、スマホをいじったり。
  狭い場所って安心感があるのかな?
  なんとなく分かるような気がします。


2 次はロフト。小窓というか大きめの窓をつけたので、緑と空がよく見えます。
  窓を少し開けると、心地良い風が吹いています。
  窓に向かって左は吹き抜けなので、1階のリビングまでオープンになっています。
  うちの子供は二人とも、高い所が平気ですね。まったく怖がらないです。
  二人で仲良く遊んでいます。


3 最後に階段の途中。
  階段の中間あたりに座り込んでいます。
  テレビもよく見えるところで、特等席です。
  足を廊下側にほおりだしたり、ベンチのように座ったり。
  けっこう、長時間座っています。
  階段を照らすスポットライトがあるので、暗くないです。

自分の部屋にもいてますが、僕たちの寝室から出れるベランダにいたりもして
時間によって、おひさんや風向きに合わせて、移動しているのかもしれません。


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