建築活動家 › 2013年03月

2013年03月27日

貝母(ばいも)

いつも機嫌よくお稽古させていただいています。
もう何年かかけて、茶花をブログにアップしてきました。(前のブログも含めて)
先日のお稽古のお席で、先生から床に活けてある
茶花の名前を答えるように言われました。
4人ほど、居りましたが全員答えることができませんでした。
もっと勉強が足りないようです。。。嫌いにならない程度に頑張ります。。。



そのお花が「貝母」

資料をちょっと調べてみました。
ここから転写。

ユリ科の多年草。三月から四月、編笠状に外面が淡緑色、内面に網状に紫の斑点のある花をつける。

ばいもの由来。
地下の球根(鱗茎)が二枚貝のようになっているので、中国で「貝母」となり、それを日本語読みして「バイモ」になった。

花言葉
謙虚な心。

生薬として。
生薬名を貝母といい鎮咳・去痰・排膿薬・咳止め・痰切りなどに用いられています。



grow design グロウデザイン/一級建築士事務所 は、
住まいの杜 住宅展 に参加します。  


Posted by growdesign at 18:40Comments(0)お茶のお稽古

2013年03月22日

断面計画から考える

「ヒカリの筒 ガラスの階段」

一般的に住宅のプランというと、平面計画を想像しますが、
この長屋住宅の建替えでは、断面計画から考えてみます。



狭小住宅にでは、昼でも暗くなりがちな1階までいかに光を取り入れるかが大きな課題です。
建築的な解決方法の一つとして、階段室を「ヒカリの筒」と見立てる提案をしました。
階段の天井に大きなトップライトを設け光が燦々と降りそそぎ、
壁を真っ白にして拡散させ、ストリップ階段の踏板を強化ガラス(飛散防止対策をしている)
にすることで、「ヒカリの筒」をつくりました。
結果、1階のお母さんの部屋も電気をつけなくても不自由しません。
「ヒカリの筒」は、1階と3階の窓を開けることで、「風の通り道」になりました。
天井や床下、ロフトなど、高低差を利用した収納も見逃せません。


ご家族で塗っていただいた壁に手形をしてもらいました。
みなさんが、「ヒカリの筒」の緩やかな明るさの中
優しく過ごしてくださることを願います。

1 ヒカリの筒 ガラスの階段
2 長屋住宅の建替えを計画
3 断面計画から考える

グロウデザイン/一級建築士事務所 若井義治
http://growdesign.jp/
grow-design.desk1@ares.eonet.ne.jp
島本町・高槻市・茨木市など
北摂を中心に住宅・建築設計活動をしています。

住まいの杜 住宅展 に参加します。  


Posted by growdesign at 09:25Comments(0)グロウデザインの活動

2013年03月18日

長屋住宅の建替えを計画

二間間口の長屋住宅を建替える計画。

「ヒカリの筒 ガラスの階段」

長屋住宅とは、ご存じの通りお隣と壁一つでつながっています。
もうちょっと言えば、一本の柱でお隣とつながっているのです。
つまり、二間間口の長屋住宅を建替えようとすると
お隣との共有の柱は残して、切り離さないといけないことになります。

今回の計画敷地では、間口3.3mx奥行11.0mの建物が
建つことがわかりました。

要望は、 二世帯住宅  車庫1台  収納 でした。

僕が提案したのは、
中庭のある、3階建て木造住宅。
ヒカリの筒 3階建て鉄骨造住宅。
でした。

どちらも自然光が部屋の中に緩やかに入ってくる計画で、
中庭 や ヒカリの筒 を通して どこにいても人の気配が感じられる
住宅を目指したものでした。
一つ大きな違いを紹介すると、中庭は屋外。ヒカリの筒は屋内。という違いです。

施主さんは、ヒカリの筒を選択されました。
長屋住宅の跡地という狭小住宅なので、建物を中庭で切り離したくない。
できるだけ、一つの建物でつながっていたい。
と、希望されました。


写真:ガラスの階段 見上げ

余談ですが、
中庭の案も良い案だと思っています。
都市型住宅でありながら自然に触れることができますし、
中庭に面して窓を設けて開放してあげると
人の気配のつながりが生まれてきます。

1 ヒカリの筒 ガラスの階段
2 長屋住宅の建替えを計画
3 断面計画から考える

グロウデザイン/一級建築士事務所 若井義治
http://growdesign.jp/
grow-design.desk1@ares.eonet.ne.jp
島本町・高槻市・茨木市など
北摂を中心に住宅・建築設計活動をしています。

住まいの杜 住宅展 に参加します。  


Posted by growdesign at 03:01Comments(0)グロウデザインの活動

2013年03月16日

水無瀬神宮 月釜に参加しました。

水無瀬神宮 燈心会 月釜
3月10日 池下享子先生


お多福

会記

寄付掛物 兼中斎筆 柳画賛 同箱
本籍掛物 後鳥羽院歌 忠政書
花入   萩 高麗左衛門極
香合   薩摩お多福
 服紗  兼中斎好 日月星文様縀子
釜    色紙口 敬典作
炉縁   白壇塗波蒔絵 兼中斎箱
棚    溜小四方
水指   瀬戸末広 清涼箱
茶器   糸目中棗 即中斎箱
茶盌   大樋黒数印銘千とせ 即中斎箱
 替   燈心模様伊羅保写
 替   真葛安南写花の字 即中斎箱
茶杓   大嶺作銘福寿草 同筒箱共
建水   塗布目
蓋置   万古オランダ
菓子器  近左作溜食籠 而妙斎箱
干菓子器 兼中斎絵 春光
莨盆   鯨手田楽 
火入   古曽部焼

補足

即中斎:茶道表千家十三代家元
而妙斎:茶道表千家十四代家元
兼中斎:十二代堀内宗完(堀内宗心)
忠政:水無瀬忠政 1916-1947 子爵 水無瀬神宮宮司
高麗左衛門:坂高麗左衛門-萩焼
敬典:高橋 敬典 鋳物作家(人間国宝)
清涼:森山歓渓 号が清涼。大徳寺管長
伊羅保:李朝時代の朝鮮の焼き物の一種。
  金気のある砂まじりの素地に釉(うわぐすり)をかけたもので、
  手ざわりがざらざらしている。
真葛:京都東山 真葛焼
大嶺:紫野 大徳寺塔頭大光院住職 大嶺宗松
近左:川端近左 漆芸
古曽部焼:高槻古曽部


平成25年度月釜予定表  

Posted by growdesign at 23:23Comments(0)お茶のお稽古

2013年03月15日

ヒカリの筒 ガラスの階段

ホームページに新しい住宅をのせました。
少し前に建築された住宅です。

ヒカリの筒 ガラスの階段

お施主さんY様からご相談を受けたのは、
新大阪駅から車で10分の都市型住宅です。
二間間口の長屋住宅を建替える計画でした。

お話しをお聞きすると、
二世帯住宅(お母さん+息子さん夫婦+子供さん2人)
車庫1台
収納(部屋に物が出ているのが嫌い。いつもスッキリしていたい。)
   と要望がありました。

長屋住宅にお住まいのお母さんからは、
「昼間でも電気をつけないといけないのよねぇ~。」 と。
ふだん思っていることを色々お話しいただいて、
何より、長屋住宅の跡地にこれだけの要望を詰め込むことができるのか?
不安というか、あきらめというか・・・
そんな思いがあったようです。


写真:ヒカリの筒 トップライト

1 ヒカリの筒 ガラスの階段
2 長屋住宅の建替えを計画
3 断面計画から考える

グロウデザイン/一級建築士事務所 若井義治
http://growdesign.jp/
grow-design.desk1@ares.eonet.ne.jp
島本町・高槻市・茨木市など
北摂を中心に住宅・建築設計活動をしています。

住まいの杜 住宅展 に参加します。  


Posted by growdesign at 11:25Comments(0)グロウデザインの活動

2013年03月06日

発表会~

熱海で行われた、建築家協会のセミナーから帰ってきました。
全国、北海道から沖縄まで、地域で活躍されている建築家の方々と一緒に
建築合宿のような、ひと時を過ごしました。


熱海の朝日がマブシイ。宿舎から

講師は、佐々木睦朗氏 と 稲山正弘氏。
どちらも日本を代表する建築構造家。
大変勉強になりました。
発想もユニークで開放的。
もちろん、構造設計とは建物の安全性を数値を求めていく
エンジニアの要素の仕事ではあるのですが、
お二人には、それ以上の感性みたいなものがないと
できない仕事のように、僕は感じることができました。


講義が終わり食事の後で、先生のお話を
お酒を交わしながらお聞きする
夜更かし時間が、本当に貴重な時間になりました。
また、全国の建築家の方々と地域性や共通の問題など、
色々身に付けることができたと思います。


グループワーキングの発表の様子。
グループごとに、着眼点も違って
色々なことを気づかされました。

楽しく、勉強になるセミナーでした。

グロウデザイン/一級建築士事務所 若井義治
http://growdesign.jp/
島本町・高槻市・茨木市など
北摂を中心に住宅・建築設計活動をしています。

住まいの杜 住宅展 に参加します。  


Posted by growdesign at 23:26Comments(0)建築家協会

2013年03月02日

ブルーノ・タウト (ドイツ)

ブルーノ・タウト ってご存知ですか???
ドイツの建築家。1880-1938
桂離宮を世界に紹介し、改めて評価した人物です。
日本の伝統美を見出し、数寄屋造りの中にモダニズム建築に通じる
近代性があることを評価し、日本人建築家に伝統と近代という問題について大きな影響を与えた。

日本で唯一現存しているのが、熱海にある「旧日向別邸」です。
竹や和紙や漆を使い、日本の伝統技術を生かした内装です。

熱海観光協会より

さて、今週末より建築家協会の研修セミナー受講のため
熱海に行くことになりました。
3日間、朝から晩まで講義や課題に取り組みます。
最終日に、こちらを見学する予定になっています。
今から楽しみです。

研修中の3日間は、連絡がつきにくくなります。
ご了承ください。

グロウデザイン/一級建築士事務所 若井義治
http://growdesign.jp/
島本町・高槻市・茨木市など
北摂を中心に住宅・建築設計活動をしています。

住まいの杜 住宅展 に参加します。  


Posted by growdesign at 03:52Comments(0)建築家協会