建築活動家 › 2019年09月29日

2019年09月29日

階段室に子供たちの作品を展示できます

階段室が吹き抜けのように天井が高くなっています。
そこに、保育所の子供たちの作品を展示したいと
園長先生から、要望をいただきました。



はじめに思いついたのは、体育館の舞台で見たことのある
国旗とかを上下させる、バトンという装置です。
確かに希望の通りだな、とは思いましたが
電動であったり、費用がかかりそうに思いました。

次に、バレーボールのネットを張るときに使う
ワイヤーをハンドルでくるくる回す装置を応用できないか?
とか、
ブラインドの羽がないもので、代用できないか?
時代劇の井戸のように、滑車を利用したもの。
など、思いつきました。

採用した方法は、単純な構造で故障が起こらない方法です。
参考にしたのは、クライミング。
壁を登っていくときの安全装置で、途中で手を放しても
ロープ一本で、人を吊り下げます。
重量的にも申し分ないです。

クライミングの金具を調べてみると
滑車になっていなくて、環になっていました。
確かに、改めて見てみると環で十分機能します。
ロープが滑車から外れる心配もありません。

二人でアゲサゲしないといけませんが、
この保育所に一番適していると思いました。







子供たちの作品が飾られるのが、今から楽しみです!



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