建築活動家

2021年01月09日

月釜がお休みになります。

水無瀬神宮で行われる予定でした、
1/11の月釜は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になりました。
残念ですが、早く収束してほしいです。

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グロウデザイン/一級建築士事務所 若井義治
〒530-0043 大阪市北区天満3丁目1-5 南天満ビル306
TEL 06-4792-8631 FAX 06-4792-8632
http://growdesign.jp/
growdesign@juno.ocn.ne.jp  


Posted by growdesign at 23:32Comments(1)お茶のお稽古

2020年10月08日

リノベーションをおススメします。

中古マンションを購入して
フルリノベーションする。ことを中心に書いてきました。

もちろん、今のお住まいの不便なところを見直す。
そんなご相談も多くお聞きしています。
毎日の生活をする場なので、
ちょっとしたストレスでも、改善できれば
随分違うと思うのです。
住宅設備を最新のものに交換する
リフォームもありますが、
設計士ならではのアプローチで
ちょっとした工夫を積み重ねて改善していく、
そんなリフォームをご提案したいと思っています。

おさらいになるかもしれませんが、
どのような方にフルリノベーションをおススメするか
書いておこうと思います。

・趣味やライフスタイルにこだわりがある。
・家族構成やリモートワークなど、家に必要な条件(部屋数とか)と間取りが合っていない。
・定年や子育てを終え、家で過ごす時間が増えたので、落ち着いた空間に改修したい。


フルリノベーションとは、住戸内をスケルトン状態にして
一から造り直すことです。
家族の暮らしをじっくり見つめ、自分らしく唯一無二の住まいを
手に入れることが出来ると思います。

見学会・相談会をしています。
9月の土日祝 です。
コロナウイルスの対策のため、予約制にしています。

詳しくは 見学会お知らせ

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2020年09月29日

「お客様の声」を掲載しました。

ホームページの「お客様の声」を掲載しました。




ちょっと一部分を紹介
(お施主さんが書いた文章なので、「奥さま」とは、僕の奥さんをさします。)


省略・・・・・・・
リフォームの打ち合わせが始まって3回目に、
その奥さまに、キッチンのレイアウトと収納のことなどで
相談にのってもらう時間をつくりました。

わたしが、「しっかりその道のお勉強をしたひとに指南してもらって、
それをしっかり実践できるように、レイアウトも考えたい」
と言ったのに対して、奥さまがおっしゃったことを、
わたしはずっと忘れないと思うんです。
・・・・・・・・・続く


お客様の声
http://growdesign.jp/c3303.html
くらしの真ん中に、台所
http://growdesign.jp/e153466.html

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2020年09月22日

リモートワーク DIY

コロナウイルスのことがあってから
事務所に行く回数は激減し、電車も混雑を避けて
出勤しています。(自営業だからできるのだと思いますが・・・)
家で出来ることは、事務所に行かなくなりました。

そこでリモートワークのDIYを
盛夏の時期に行いました。

僕の場合は、ロフトを少し整理して作業場を作りました。
本棚とパソコン台です。
立つことはできませんが、低い椅子に座っています。
リビングや寝室の隅っこや押入などをうまく利用すれば
小スペースで充実のワークスペースが実現できると思います。

家族が一緒にいますので、
集中して仕事をするが難しくなってきますね。
距離感や視覚を遮るなど、工夫が必要になってくるのでしょうね。



ロフトに本棚を作り、パソコン台にしています。




僕が作った時の作業の進め方。
ノートに簡単なスケッチを描いて
寸法を決めた材料の数量を拾い出し。
木をのこぎりで切って
ボンドと釘でくっつけました。
部屋の大きさにピッタリあいます。
ファイルやかばんも収まります。
台の上はパソコン・プリンター・照明スタンド・ラジオ。
奥行きと高さが狭いですが何とか使えています。

制作時間は4日
真夏の暑い日で、半日くらいずつ
作業をしました。

棚や台は、ホームセンターで材料を購入し
カットサービスを利用すれば、簡単に作れます。
寸法と数量をきっちっと出して
ベニヤ板でしたら1枚が90㎝ⅹ180㎝なので
その中に上手に割り付けを考えて
何枚購入すればよいか、整理します。
検討した、割り付けを
お店の人に伝えて
カットしてもらえば材料取りは完了。
ボンドと釘やビスで
順番にくっつけていけば完成。
もちろん、家具屋さんのようには上手にできる分けもなく
部材と部材は、ずれていたりしています。
自分で使うには十分です。

AH2016 マンションリノベーションの内覧会と相談会をしています。 
詳しくは 見学会お知らせ

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2020年09月22日

冬野菜の苗を植えました。

家庭菜園は、夏野菜から冬野菜へ。
白菜、キャベツ、ブロッコリー、ニンニク、イチゴを植えました。
きゅうりとナスに最後の実がついてます。


上から見た畑の様子です。


温州みかんの苗も植えました。

土を触るのは、心と身体に良いように思います。

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Posted by growdesign at 18:50Comments(0)家族のこと島本の家

2020年09月18日

マンションの結露とカビの対策

マンションで、カビや結露に悩まされていること多いですね。
カビの発生する原因の焦点は、湿気になると思います。
コンクリートのマンションは、木造の家と違い隙間がなく、密閉されています。
そのため水蒸気が室内に籠る傾向です。
水蒸気は、日常の生活では料理やお風呂。冬のストーブなどの暖房器具。
人の息や汗。などが考えられます。
結露は、温度が高いと気化した状態ですが、低いと露になります。
冬に結露が多いのはそのためで、外気温度と室内温度の寒暖差が大きいと
結露やカビが発生しやすいことが分かります。

これらを踏まえて、本格的に根本から対策することが必要です。
根本からやるとなると、壁の内側から考えないといけないので、
腰を据えて取り組むことになります。
今回させていただいる見学会でも、事例を用意することにします。







マンションフルリノベーションの
見学会・無料相談会をしています。
9月の土日祝 です。
コロナウイルスの対策のため、予約制にしています。

詳しくは 見学会お知らせ

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2020年09月15日

中古マンション という選択

これから新居をお探しの方へ。
マンションを購入しようと検討する場合、
新築マンションで理想の物件が予定価格で見つかれば良いのですが、
中古マンションを購入し、フルリノベーションして
自分らしく暮らす選択もあります。



例えば、
・駅前の便利な好立地に住みたい
・子供の学校のため希望の校区に住みたい

など、人気のある希望の区域で家を探すと
なかなか物件が見つからなかったり、
高額など、条件が合わない人もいるでしょう。
このような方は、希望のエリアで、中古マンションを購入し
フルリノベーションして、新しい生活をスタートするのも
良いのではないでしょうか?

新築を購入するより、中古物件を購入してフルリノベーションを
する方が、結果的に、総額が安く傾向です。
(僕の実務経験では、全てそうなりました)
また転居する時にも、新築は築年数により買い値から大幅に下がりますが
中古は下がり幅が少ない。または下がりきっているので変わらない。
ってこともあります。

フルリノベーションとは、住戸内をスケルトン状態にして
一から造り直すことです。
家族の暮らしをじっくり見つめ、自分らしく唯一無二の住まいを
手に入れることが出来ると思います。

中古マンションを購入して、リノベーションをする。
この場合でも、銀行ローンを付けることができます。
僕もブログでご案内している手前、銀行に行ってきました。
金利の優遇ががあったり、いろいろ説明を受けてきました。


見学会・相談会をしています。
9月の土日祝 です。
コロナウイルスの対策のため、予約制にしています。

詳しくは 見学会お知らせ

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2020年09月14日

自分らしくマンション暮らしを楽しむ

水回り(住宅設備)の交換やクロスを張り替えると
すごくキレイになって気持ちも晴れやかになります。

僕がご提案するリノベーションは、もう一歩踏み込んで、
あなたが、暮らしたい「イエ」はどんな家なのか
話しをお聞きしながら、一緒に改修計画を考えていきます。



リノベーションをさせていただいた
例をいくつかあげます。

1 キッチンリフォーム
シングルマザーのご家庭で、
キッチンと洗面所の家事に不便を感じていました。
「仕事から帰り、かばんを置き 着替えて 
すぐにごはんの支度をする。
米を炊き、鍋にお湯を沸かしている間に
洗濯機を回す。」
みたいなところが一番しんどいところでした。
玄関からキッチンの間にかばんと部屋着を置く場所を作り
家に帰り、風呂に入るまでの一連の流れを
お施主さんと一緒にシュミレーションして
最小限の間取りの変更をしたリノベーションを行いました。
一年ほど過ぎて、おうちに訪問させていただきますと
以前は、平日の夕方
ごはんを作るのが、めんどくさく感じてしまって
外食しよう。って気持ちになっていたのが、
リフォーム後は、ごはんをあのキッチンでつくりたい。
って気持ちが強くて、めんどくさくて外食する。が
なくなった。って喜んでくださいました。
娘さんと二人でキッチンに入れるのも良いみたいです。

2 自然素材のリフォーム
アトピーの幼児がいるご家族。
床をフローリングからシート状の継ぎ目のない床材に
変更したい。とのご希望。
お話しを聞くと、お医者さんの診察を重ねていると
おうちに誇りがない方が良い。とご夫婦は考えられた様子。
出来たら床暖房にしたい。
計画の第一段階。
シート状の床材で一般的な物として
住宅用のCFシートを思い出します。
このような工業製品でよいのだろうか?
疑問に思い調べていくと、北欧に土に戻せる
自然素材の長尺シートを見つけました。
幼稚園などにも採用されていると聞き
お施主さんに資料を添えて説明し、採用しました。
計画の第二段階。
床暖房。
マンションリノベーションには、マンションの規約があります。
また、ガスを取り扱う法律があります。
これらを整理しました。
結果、あまり大きくない床暖房対応給湯器で
ベランダに給湯器を設置することが可能な
ことが分かりました。
現地確認すると、床暖房をするための
配管を通すことができる穴が現状であいていました。
(共用部分の外壁を傷つけることはできません。)
更に、床暖房の配管を通すため、床を上げる必要に
迫られました。
子供さんに、「ドンドンせずに、静かにしなさい!」って
怒らなくてすむように、振動を抑える消音設計で
床を上げました。
これらを一つ一つ、吟味して説明させていただきました。

3 カビ対策
入居者さんが退去された後を見ると、
壁一面にカビがある部屋もあり、
とにかく結露とカビがひどい状態。
カビと結露が起こるのは
外気温度と室内温度の差が結露を呼び
湿気が続くと、ほこりやごみと湿気がカビを発生させます。
また、コンクリート造のように密閉度の高い建物は
料理や暖房機の蒸気、人から発する水蒸気(汗や息)を
しっかり換気するのも有効と思います。
室内壁を撤去し、カビを取り除く作業をします。
(人体に影響がない薬品を選びます。)

リノベーションもお施主さんにより、希望はいろいろです。
お施主さんから発せられる言葉は、
1 キッチンを交換してほしい。
2 フローリングからシート床にしてほしい。
3 カビ対策してほしい。
単純に交換すれば、それなりにどれもきれいになって
喜んでいただけます。
もう一つ踏み込んで、一緒に考えて
リノベーションを行うことで、
お施主さんが安心して自分らしく暮らせる、リノベーション。
心がけて計画しています。

僕は、10年ほど前から、「木」と「和紙」を使った
住宅を設計しています。
この経験を活かしてマンションリノベーションにも
積極的に提案したいなぁ~と思っています。


詳しくは 見学会お知らせ

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2020年09月10日

団地リノベーション

団地の一住戸のフルリノベーションをしました 「AH2016」

汚れが目立たないように。
傷が目立たないように。
水跳ねに強い建材や掃除が簡単にできること。

いつまでも「キレイ」に使ってもらえるような
工夫がしてあります。

ナチュラルな木目のデザインは、
優しい雰囲気です。
天井や扉、DIY家具などに「シナベニヤ」を使い
ロートアイアンと合わせて、良い雰囲気に統一出来ました。



見学会・相談会をします。
9月の土日祝 です。
予約制にしています。(コロナウイルス対策を考えて。)

詳しくは 見学会お知らせ

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Posted by growdesign at 00:11Comments(0)グロウデザインの活動AH2016

2020年09月01日

マンション リノベーション 見学会のお知らせ

グロウデザインが以前手がけました
マンション リノベーション AH2016
 
空室になりまして、次の入居者が決まるまで
見学会をさせていただくことになりました。
無料相談も行います。



マンションのリフォームをお考えの方がいらっしゃいましたら
ぜひ、ごらんください。

コロナウイルスの関係もあり、予約制とし
1回の見学は2組までとします。

アルコール消毒は用意します。
マスクと靴下をご持参ください。

場所 : 大阪府三島郡島本町(JR島本駅から5分・阪急水無瀬駅から10分)
      ご希望の方には、詳しい住所をお知らせします。 

日時 : 9月12日(土)13日(日)19日(土)20日(日)
        21日(祝)22日(祝)26日(土)27日(日)
      10月3日(土)4日(日)10日(土)11日(日)
    
    土曜日 : 15:00~
 日曜日 祝日 : 10:00~ 13:00~ 15:00~

連絡先 : グロウデザイン 若井義治 まで
     メール growdesign@juno.ocn.ne.jp 
      (メールにご連絡ください。返信させていただきます。)

※ 車でお越しの方は、コインパーキングなどをご利用ください。
※ マスクと靴下をご持参ください。
※ ご相談をご希望の方は、ご用意できる方は、
  マンションの間取り図や写真をご持参ください。

※ 入居希望の方も募集しています。
  賃貸をお探しの方、事前に見ていただくことができますので、
  お声かけください。


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Posted by growdesign at 21:29Comments(0)グロウデザインの活動AH2016

2020年08月13日

家庭菜園を始めました。

島本の家 家庭菜園を始めました。

家庭菜園をするために
まずは、土づくりから。

工事の土をふるいにかけて石ころを取り除きます。

外構工事で、山土を入れてもらっていたので
きれいな真砂土になりました。

続いて、近所の農家さんから田んぼの土をいただきました。
栄養分を補足するようにアドバイスをいただき
腐葉土やバーク堆肥を教えていただいた分量を混ぜました。


土が飛び散らないように、木の囲いをして
土の準備もOK!

プランターに種を蒔いていた野菜を直植えにしました。

近所の園芸店にお聞きすると
9月中頃になると、秋冬野菜の苗木が出てくるそうで、
今から楽しみです。


工事中の様子


農家さんに軽トラ2杯分の田んぼの土をいただきました。腐葉土や堆肥を足して栄養たっぷりの土に仕上げました。


畝傍を2列作りました。


なすび、大葉、レタス、ネギの苗を植えています。



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Posted by growdesign at 21:59Comments(0)家族のこと島本の家

2020年07月30日

がんばり過ぎない家 -自然素材と工業製品

「島本の家」では、自然素材を中心に考えながらも
適材適所に工業化製品を採用しています。
工業製品と言っても、防火性、調湿性、消臭、衛生的などを考慮して、
健康を害さない身体に優しい住宅を目指しています。

島本の家では、自然素材が大半を占めています。
天井と床を兼ねた無垢の杉板。九州熊本県八代のイグサ畳。
2階は天井を張らずに、屋根の野地板が直接見える杉板。
壁は、土佐和紙クロスでできています。
真壁なので、柱・梁も室内に見えます。
調湿効果もあるだろうし、木の香りに包まれた感じは、
すごく人に良い影響があるんだろうなぁ~。と、感じています。
外部にも木材が露出している部分も多くあります。
お寺などを想像してみてください。
屋根を深くしたり、木の部材を大きくしたり
工夫されていることに気付きます。
また、傷んだ時に取り替えることを
前提にしているところもあります。

一方、工業製品も選択しています。
外壁や屋根には、耐久性に優れたガルバリウム鋼板を採用しました。
雨がかりの場所はしっかりガードしています。
外部開口は、アルミサッシです。
サッシメーカーで研究・開発された商品は
手作りするよりも安価で高性能だと考えます。
雨漏りを防ぎ、断熱や気密にも優れています。
住宅設備は、キッチン、浴室、洗面、便所。
どれも標準的で安価な既製品を採用しました。
キッチンや洗面室やトイレなど水回りには、
モイスやキッチンパネルなど、防火、調湿、消臭などの
効果が期待できる建材を採用しました。
床暖のところは、反りなどを考慮してフローリングにしています。

長く付き合うものなので、
あんまり頑張りすぎない家です。


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2020年07月25日

土台はヒノキ

島本の家 土台のはなし。

土台は桧を使います。腐りにくい樹種ですよね。
原田さんの山に植えてあった、杉と同じ山の出身の桧になります。
土台以外にも、1階のウッドデッキとその木塀も同じ京北の桧。



長期優良住宅の住宅基準を見ますと、
防腐防蟻処理が不要な樹種の記載があります。
ヒノキ、ヒバ、ベイヒ、ベイスギ、ケヤキ、クリ、
ベイヒバ、タイワンヒノキ、ウエスタンレッドシダー、
サワラ、ネズコ、イチイ、カヤ、コウヤマキ、センベルセコイヤ。
でした。

虫に強いんですね。

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2020年07月21日

赤身と白身

杉の赤身は丸太の真ん中の方。白身は樹皮に近い外側の方。
赤身は油分が多く、水がかかりやすい所や
屋根や軒や外壁など外部に近い所に使います。
白身は、化粧材として使うことが多いです。



赤と白を混在していることを源平と言います。

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2020年07月20日

棟上げ -建方

島本の家 棟上げの様子を書きます。

金物を使わず、ホゾや込栓を使う 木組みの上棟は、
建築の専門の人にも興味があります。
設計や普段はプレカットで工事をしている仕事仲間が集まり、
上棟の様子を見学させていただきました。
入れ替わりでしたが、たくさんの人が見に来てくれたのは、
この家が持つエネルギーなのかもしれません。
みんなが見ている中で、大工のみなさんは作業をしないと
いけなくなってしまったので、悪いなぁ~ と思っています。







土台を敷くところから上棟まで3日かかりました。
土台が敷かれ、柱が建ち、梁がつながれて、屋根の上り梁まで。
ずっと見ていましたが、まったく飽きませんでした。
組み立てる順番が決まっているらしく、指示する人、
組み立てる人、組み立てる前準備の人など、持ち場が決まっている様子です。
ロボットが作業するように、ドンドン作業が進むわけではないのですが、
着実に進みます。上棟の時には大工さんの人手が多くいるので、
助っ人の人もいるはずですが、静かに自分の持ち場の
作業をされていたのが印象的でした。




一つ一つの材の先端は、継手が刻まれています。
その凹凸の木をカケヤでたたいて組んでいくのですが、
ホゾや込栓なども使って
木をギシギシ固めていく感じです。
家の骨格が見えてくるころには、頑丈さが
肌に伝わっってきます。
一緒に見学していた一人は、棟が上がっていく過程の
建物に近寄りがたい何かを感じる。
と表現したくらいでした。



後日お話しをお聞きすると、事前に打ち合わせすることなく
作業前に少し話をする程度。
(僕は見ていたので時間にすると10分くらいでした)
作業手順の話をして細かいところまで指示しないそうです。
当日のメンバーを見て、自分の作業分担を把握し、
阿吽の呼吸で作業を進めるみたいです。

上棟後には、子供たちにお神酒を廻ってもらい、
簡単な直会(なおらい)をさせていただきました。





上棟にたくさんのお仲間が見に来てくれました。
ありがとうございます。


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2020年07月19日

下小屋見学

大工松本さんの下小屋に来ました。
いま、僕の事務所に住宅の相談に来てくださっているお客さまも一緒です。

手刻み:のこぎり、ノミ、カンナなどを使い、木の継手を加工することです。
     木の表裏や木の癖など、手で扱うので直接木と会話しながら加工するそうです。
     現代の主流はプレカット(工場で機械が木を削って、継手を加工します)。
     木を刻む若い技術者が少なくなる中、松本さんの周りは若い人がたくさんいます。
下小屋:大工さんの加工をする作業場です。
     機械や道具もたくさんありますし、柱や梁の継手を加工するので
     広い場所がいります。加工中は雨がかからないように
     屋根がかかった場所でしています。
     周りには木材も多く、木の含水率を一定にするため
     ある期間、意図的に置いておく必要があるそうです。

下小屋ではたくさんの大工さんが集まって、手刻み作業をしてくださっています。
一見なんでもないようにタンタンと手を動かしている様子は、
その技術を習得するのにたくさんの時間を要しているのだと思えました。
僕がお稽古しているお茶の教室では、上手な人が何事もないように、
お点前をすることが出来ます。その様子にとても似ていると感じました。





別の日に家族を招待してくださり、
バーベキューをしていただいたのは、良い思い出です。
立っていた木を伐採し柱や梁になっている過程を見れるのは、
家を建てる人たちの内、
何人が経験できるのでしょうか?
僕の子供たちの心のどこかに、残っていてほしいなぁ。って、思います。


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2020年07月17日

日本の伝統文化 木組みの技



現代の日本で木造住宅と言えば、「木造在来工法」か「2ⅹ4工法」を指します。
「在来工法」は戦後に普及した工法、「2x4工法」は西洋の工法からきています。
これとは別に、日本の古来からある「木造伝統構法」があります。
僕が、茅葺き民家の活動を通して知り合った松本さんは、
手刻みの仕事ができる大工さんで「伝統構法の技術」を活かして
現代の住宅にも柔軟に対応してくれる大工さんです。
知り合ってから長い年月が過ぎ、一緒に仕事をする第1号の住宅になりました。
当初、石場建て、貫の用いた建物で、限界耐力計算による構造計算を試みましたが断念し、
仕口や継手で構成した「木組み」の建物で、金物に頼らない建物にすることができたのは、
有意義なことだと思っています。大工さんの技術が光る建物になりました。





なぜ、金物に頼らない木組みの建物にする方が良いのでしょう?
仕口や継手という、木を刻んで木と木を組み上げていきます。
地震などの大きな力が建物に掛かった時、木がめり込み
粘り強くこらえ、もちこたえます。
一方、在来工法の金物は、外力に対して強く対抗する考えです。
また、木に釘やビスを使用し、木に傷を与えます。想定以上の力が掛かると、
金物ごと変形したり釘やビスにより木が裂けてしまうかもしれません。
このようなことから、きぐみの家が良いと考えます。
柱や梁の架構をバランス良く計画することも心がけます。

(柱と梁のプロット図)

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これからの課題。今後の研究。
先ほど限界耐力計算による石場建ての建物を断念した。と書きました。
土壁を採用すれば、実際に石場建てで建てることができました。
しかし土壁は、下塗り、中塗り、仕上げ塗り、と時間がかかること。
それだけ費用がかかると考えてしまいました。
僕が考える石場建ての住宅は、多くの方が建てることができるのが
理想なので、土壁に頼らない、貫や架構(柱や梁の配置バランス)などで
成立できたらいいなぁ~。っと思っています。

在来工法は、剛で外力に対抗するイメージですが
伝統構法は、柳のように外力を受け流すイメージです。
長い時間がかかるでしょうが、一歩でも近づきたい!です。  


2020年07月15日

山から木をおろす



山の雪が解けたころ、京北の原田銘木さんに再び訪れました。
今回は、いつもNPOなど色々活動しているお仲間と一緒です。
あたり一面まっ白だった景色は土が見えていて、
まったく違うところに来たみたいです。
そして、立っていた木が全部倒されていました。
木のそばまで行くと、切り株が僕の腰くらいまである木がたくさんありました。



この全部が僕たちの家になるわけではないけれど、
倒れている木の数と大きさと迫力が僕たちに迫ってきました。





切り倒された木にワイヤーを取り付けて、
原田さんが木を下すところを見せてくれました。
操作が難しそう。木を吊ると風や山の地面の起伏など、経験がないと危険な感じです。
長い木をトラックに積んで製材する荷下ろし場まで運ぶそうです。
乗用車でも狭い道をトラックが木を載せて走るのは、想像がつきませんでした。
お話をお聞きすると、木は谷に向かって倒し(葉っぱが下に向くように倒し)、
光合成により木の中の水分を葉っぱから抜いていきます。
葉枯らし乾燥です。
雪が解けた頃から温かくなって木に虫がついてしまうまでの期間に作業するそうです。
余談ですが、杉皮を取るのは、水をよく吸う夏の時期にするそうです。



続いて田中さんの製材所に行きました。原田さんがいつも頼んでいる製材所です。
日曜日にも係わらず、作業風景を見せてくださいました。
こちらの作業場の製材機は10mくらいの長さまで、木を挽くことができるそうです。
1本挽いてくれました。大工松本さんは、切れた面を見ながら、
原田さん、田中さんと話し込んでいます。
やりとりは専門的で理解できないところが多かったですが、
長年たずさわっている人たちだからこそ、
深い意見が重なっていくのを見ることができて、
安心したのを覚えています。



この地域で取れる木としては、良好であること。
丸太を見ながら、構造材、仕上材、下地材、木皮やチップ材になることまで、
無駄なく一本の木を使いきることを教えてくださいました。
原田さんは親子そろって、僕たちの家の仕事にかかわってくださいました。
木を供給する立場の人がエンドユーザーに会えることがなく、
今回の取り組みは貴重な体験になった。
と話され、これからを担う息子さんにとても良い経験ができた。
と大変喜んでくれました。


原田さん作業所


grow desigin
グロウデザイン/一級建築士事務所 若井義治
〒530-0043 大阪市北区天満3丁目1-5 南天満ビル306
TEL 06-4792-8631 FAX 06-4792-8632
http://growdesign.jp/
growdesign@juno.ocn.ne.jp  


2020年07月12日

山に行ってきました。



前日に大雪が降り、山へお伺いする約束の日を迎えました。
息子の体調が悪く、おばあちゃんと留守番をしてもらい、
おじいちゃん、僕、僕の奥さん、娘ちゃんの4人で出かけました。

京北の原田銘木店に伺いました。
待っていてくれたのは、原田さん、原田さんのお父さん、息子さん、
大工の松本さんです。
作業場には、栗の木が多く積まれていて、釿(ちょうな)がいくつも並んでいました。
完成した名栗はとてもきれいにできていて、触ることも躊躇(ちゅうちょ)するぐらい。

作業場から出発です。
大工の松本さんに原田さんも乗りジープが先導して雪をかき分け、
僕たち家族は、息子さんの運転する車に乗せてもらい、
山の奥深くに連れて行ってくれました。





木が見える、足場のよい広場で
娘が退屈しないように、原田さんが雪だるまを手早く作ってくれて、
僕たち男性は斜面を登って、一番大きな木の根元で、お神酒でお参りをして、
木を倒すところを見せていただきました。
チェーンソーで木を切り、クサビを打って木が倒れました。
すごい音と振動が体に響きました。
これから、天気の良い日を見ながら、この山一帯の木を伐採するそうです。
そしてまた100年後を見据えて、苗を植えるのだそうです。

僕は、成長して切り時になった木を順番に切っていくのだと
思っていましたので、全部の木を伐ることにちょっと驚きました。
お話を聞くと、なるほどです。

大工さんが年輪を数えてくれました。95才でした。

今思い返すと、木を切るには少し遅い時期だったと思います。
秋から雪が降る前までが、いいんじゃないかなぁ~








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2020年07月09日

木を伐ることから始めた家づくり



家の玄関戸を引くと木の香りが漂います。
島本の家 は、木が主役の家です。
山で木を伐採するところから家づくりが始まりました。
大工の松本さんは、芯去り材にこだわりました。
芯持ち材よりも
・割れが少ない
・反りや捻りが出やすく、クセを出してから製材する
・強度が強い。芯持ちの方が強い。との考えもあるので、一概には言えない。
・お寺など昔の建物は製材機もなく、木を割って使っていたので、芯去り材が主流であった。
なのだそうです。
家を建てるために立っている木を買い求めることを
「山買い」と言うらしく、大工松本さんも長い経験の中でも初めてのことで、
気持ちの入った家づくりになりました。
僕には見えないところで、いろんな方に相談してくれていたと思いますが、
ご縁があり、京北で名栗で有名な原田さんが
山守りしている杉の木が、
我が家の骨組みになり、床になり天井になっています。





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